X線探査

X線探査とは?

X線を使ってコンクリート内部を可視化し、配管・配線・空洞などを高精度に確認する調査です。
主に切断事故を防ぐための事前調査として行われます。

X線探査を動画で解説!

X線探査でわかること

  • コンクリート内部の配管・配線の位置
  • 埋設物や空洞の有無
  • 図面では確認できない内部状況

主な探査例

  • 耐震補強工事に伴うあと施工アンカー及び・スリット工事の事前探査

  • ビル設備更新工事などに伴うコア工事前の探査

  • ウォールソーなどによる開口など切断工事前の探査

  • 各種破砕工事前の探査

  • 耐震診断に伴うテストピース採取前の探査

このような現場に適しています

  • リフォーム・リニューアル
    改修工事前の事前調査

  • 図面がなく、
    内部状況が不明な場合

  • 高い精度で
    内部を確認したい場合

事前にご確認いただきたいこと

  • 撮影場所から1m以上のバックスペースはありますか?

  • 調査対象の裏側(反対側)に作業スペースがありますか?

  • 撮影したい場所のコンクリート厚は何mmですか?(200MC-2の場合、250mmまで撮影可能です)

  • 撮影場所に100V・15Aの電源はありますか?

  • 近くに、現像作業のための車(暗室車)が駐車できるスペースはありますか?

  • 3,500mm以上の高所の場合、事前に足場の設置や高所作業車の準備がありますか?

  • 撮影機材の設置場所の裏側にフィルムを貼るスペース(60cm前後)はありますか?

使用機器詳細

※X線の特性上、濡れた場所、及び降雨時の外部撮影はできません。

探査の流れ

X線(レントゲン)探査手順

手順01

位置を確認します。
(撮影位置にマーキングをお願いします)

手順02

フィルム設置位置を探します。

PX-10(右図)を使って、マーキングした位置の裏面にフィルム設置位置を探します。
(ただし、床がデッキプレートの場合は使えません)
マーキングにトランスミッターを固定し、裏側のレシーバーで裏墨を探します。

右図のように、レシーバーの緑の矢印が上下左右4つ点灯した所がマーキングの裏墨になり、鉛筆などでけがきフィルムの設置位置が決定します。

ターゲットという鉛の線が入った照準器をマーキング位置に貼り付けます。
X線は鉛を透過しにくいのでフィルムにターゲットも写し出されます。
このターゲットを基準に、撮影された鉄筋・埋設物の距離・位置を解析します。

手順03

立入禁止区域の設定と管理

労働安全衛生法、電離放射線障害防止規則及び、放射線障害の防止に関する法律により立入禁止区域を設け人払いをします。原則、発生器から半径5m、裏側は半径2m以上離れなければなりません。

手順04

発生器を設置しテスト照射をします。

上記で述べたターゲットに対して、1m離した位置に発生器を設置します。
フィルムに一番良い状態で撮影ができるよう、サーベイメータ(線量計)を使って照射電圧及び照射時間を決定します。

※サーベイメータは撮影時の線量も測定します。

手順05

フィルムを貼り本照射をします。

照射時間は約10秒~210秒位です。
(コンクリートの厚みなどで変わります)

手順06

現像処理を行います。

10分ほどの作業で、先程撮影したフィルムを暗室車内(写真)で現像します。
気温などで現像処理の時間は多少変わります。

※暗室車は定着液の酸に侵されないよう特殊加工してあります。

手順07

フィルムの判定・けがき

現像したフィルム(右図)を見て鉄筋や埋設物(電管・配管など)を解析し、現場の墨にけがきます。
もし埋設物などが確認された場合、監督員に報告し位置変更及び再撮影の指示を仰ぎます。
フィルム1枚の有効撮影範囲は180mm×200mm丸開口175mmまで、1枚で撮影できます。

手順08

作業終了後、作業報告書・撮影したフィルムをお渡しします。

※役所など提出の結果報告書は別途申し受けます。

他の調査・工事との組み合わせ

コスモテックのX線探査は、高精度の解析技術に加え、
独自開発の昇降治具・ポインターで作業時間の大幅短縮も実現。
調査結果をもとに、コア工事まで一貫して対応可能です。
電磁波レーダ探査との使い分けもご相談ください。